【#珈琲のこと】水出しのススメ。
2020-9-9

暑い!
全国的に暑いですね。
北海道の夏も(意外と?)長引いています。。。
暑い夏に活躍するのが水出し珈琲。
もう水出しを飲むことが生活の一部になっている方もいらっしゃると思います。
水出し聞いたことある!
普通のアイスコーヒーとちがうの?
そもそも水出しって??
そんな方へ、今日は水出し珈琲について少しお伝えしようと思います。
よろしければ、お付き合いください。
水で抽出するから水出し
当たり前ですよね。笑
ドリップの珈琲(マシンも)、フレンチプレスなど、
お湯で抽出する珈琲と区別して水出しの珈琲があります。
抽出に使うお湯(水)の温度が低ければ低いほど、
珈琲の成分(味)は水に溶けにくくなります。
そのため、お湯でドリップして珈琲を作る場合は数分で抽出できますが、
水出しは一晩~丸一日とゆっくりと時間をかけての抽出が必要になります。
独特な味わい?

このようにゆっくりと抽出するため、お湯でドリップした珈琲とは違った味わいが出てきます。
珈琲が持つ甘さや柔らかめの苦味はゆっくり引き出され、
高い温度の時に出やすい舌に刺さるような嫌な苦味やえぐさは少なくなる印象です。
口に含んだ時にまったりと優しい印象になります。
そして、後に引かないすっきりとした感じも水出しならではです。
夏にうれしいゴクゴクといける珈琲になります!
呼び方いろいろ

水出し珈琲/コールドブリューコーヒー/ダッチコーヒー
すべて水出しの呼び方です。
コールドブリューコーヒーは水抽出の珈琲を英語にしたもの。
喫茶店によく行く方にとっては、ダッチコーヒーが一番耳なじみかもしれませんね。
当時オランダ(Dutch=ダッチ)の統治下にあった
インドネシアで使われていた抽出方法が水出しであったことから
このような名前が付けられたという説があります。
喫茶店や珈琲専門店でいただくダッチコーヒーは
独特な味わいがしっかりと口の中に残る、美味しい濃いめの味わいです。
それは一滴一滴水がゆっくり浸透していくように専用の器具を使い
時間をかけて美味しいところだけを抽出するから(滴下式とよばれます)。
近くの珈琲屋さんでいつもの水出しと比べていただくのも面白いと思います。
手軽なことは良いことです。

そんな水出し珈琲の良さは手軽につくれるということ。
専門店で飲むダッチコーヒーも格別ですが、
特別な器具も使わずに楽しむことができます。
忙しいこのご時世、簡単に楽しめるのはとても良いことだと思います。
水出し珈琲は、【珈琲豆と水を混ぜる⇒置く⇒濾す】の作業ができれば楽しめるので、
①珈琲豆と水を撹拌し、冷蔵庫で寝かせ、茶こしやペーパーフィルターで濾す
②フレンチプレスの器具で撹拌し、冷蔵庫で寝かせ、プレスの要領で濾す
といった方法もあります。
それ以外にも、水と美味しい珈琲豆と濾す道具があればつくることができますし、
今は水出し珈琲専用のポットも1,000円代で販売されていますね。
そして最も手軽なのが、お茶やだしを出したりするお茶パックにいれて漬け込む方法。
水を入れたボトルにポンと入れるだけで、数時間後には水出し珈琲が楽しめます。

ANCHORでも手軽に楽しみたい方向けに水出し珈琲パックを販売することにいたしました。
詳細はこちらから↓
ホットも?

水出しは冷たい珈琲で召し上がる方が多いと思いますが、
ゆっくりと温めて頂くのも美味しいです。
いつものドリップとは異なる風味、秋や冬にはとてもおすすめですので
またご紹介させていただきたいと思います。
珈琲好きの方も、よく飲むけど家ではあまりという方も、
より生活の中に珈琲を取り入れることができる一つの方法だと思います。
水出し珈琲おすすめです!!!!

先週の雨上がり。
虹が二重に見えるといいことがあるといいますよね!
もっときれいに撮りたかったんですが・・・笑
よろしければ。
参考文献:田口護、旦部幸博(2014)『コーヒー おいしさの方程式』NHK出版.